2020/10/2 高知一人旅

旅行

カツオのタタキが好きだ。

香ばしい焼き目、野趣溢れる風味。

薬味と合わせてさらにうまさが倍加する。

おまけに栄養価も高い。

うまいカツオが食べたいッッ!

カツオといえば高知県だ。

本場の分厚い塩タタキはうまいとよく聞く。

美味しいカツオを求め、いざゆかん。

宿は「紺碧の湯 ドーミーイン高知」。

前回利用して大変満足したため、再びこちらを選択。

今回の旅は、僕の中で最も過酷で充実した一人旅となった。

一日目

高速バスに乗って高知を目指す。

高松の時とは違い、やはり離れている分時間がかかる。

車内で普段食べないぷっちょを買って食べる。何だか特別感があっていい。

毎回旅のお供として、ぷっちょを持っていこうと決めた。

やがて、景色がどんどん緑に囲まれていく。

四国の奥に潜っていくような感覚だ。

11:50 高知到着

ようやく高知駅に到着。

やはり距離がある分、早朝に出ても昼頃到着となった。

しかし、距離が遠いほど旅に出ている感じがあっていい、と僕は思う。

よし、待ってろよカツオ!!

12:30 ひろめ市場

ひろめ市場はすぐそこだ。

中は活気があって、様々な店が並んでいる。

有名な芋けんぴタワーなんかもあった。

適当に席を決め、さっそく塩タタキを注文。

お店の人が運んできてくれる。

うまい!!

赤身の風味がたまらない。

ああ、僕はこれが食べたかったのだ!

夢中で食べ終え、市場を出る。

食器は店に返却せず、机に置いたままでいい

施設の人が定期的に回収してくれる。

システムを知らないと迷うので気を付けよう。

13:00 移動開始

レンタサイクルを借り、桂浜水族館へ向かうことにする。

バスが出ているらしいが、慣れない土地でのバスはリスクがある。

高知駅から約11キロ。歩きは無理だが、自転車なら気合いで何とかなりそうだ。

と、当時の僕は甘い考えを抱いていた。

街中の水路には魚が泳いでいる。

彼岸花が綺麗だ。

自転車でどこまでも行くのは気持ちがいい。

そんなことを思っていられたのも数十分の間。

傾斜がどんどんきつくなってくる。

僕は距離だけ見ていて、現地の傾斜がどうなっているかをすっかり失念していたのだ。

おまけに日差しがエグい。

ちょっとこれはまずいかもしれない。

この辺りで完全に自分の過ちを悟る。

しかし、もはや引き返すことは無理だ。

諦めて僕は進み続ける。

13:20 畑田本舗(現在閉店)

駅から5.7kmほど進んだ。

さすがに休憩を挟まないとまずい。

道中で和菓子屋さんを見つけたので立ち寄る。

現在は閉店しているらしい。

店内は涼しくて本当に生き返った。

和菓子をいくつか買い、再び桂浜へと向かう。

傾斜はどんどん凶悪になり、立ち漕ぎができなくなってくる。

どう考えてもママチャリで行く道ではない。

太陽も凶悪で、本格的に熱中症が迫っていた。

頭がガンガンするし、途中で道を間違えて高台の方へと行ってしまう。

大人しくバスで行けばよかったと心から後悔。

人は愚かさから知恵を学ぶのだ……!

しかし、海岸沿いを自転車で走るのは最高の気分だった。

それだけでも、この愚行が報われたというものである。

14:10 桂浜水族館

ようやく桂浜に到着。

水族館の方に自転車の置き場を尋ねると「自転車!?」と驚かれた。でしょうね。

行きに時間を取られたせいで、チェックインの時間が近付いている。

ダッシュで館内を見て回る。

ミニ龍馬。

中に入ると、ウミガメプールが目の前にあった。すごい迫力だ。

くそう、こっちは死にかけなのにくつろぎやがって……!

珍しい金色のウナギ。

幸運を呼んでくれるとか。

ブダイ。歯が嘴のように発達している。

名前の由来の一つに「不細工なタイ」という説がある。あんまりだろ。

チンアナゴがいると思っていたが、顔をよく見ると……。

ふてぶてしい顔のクマノミくん。

タツノオトシゴと名付けた人のセンスを心から尊敬する。

ゴシキエビ。五つの色があるからだとか。

このスッポンモドキのどや顔が狂おしいほど好きだ。

到着した瞬間ショーが終わってしまう。

見ている余裕はないけども。

同じ哺乳類とは思えない骨格だ。

艶がお見事。

先ほど泳いでいる姿を見ただけに、微妙な気持ちになる。

14:30 水族館出発

水族館を出て、桂浜を眺める。

素晴らしい景色だが、もう時間はガチのマジで残されていない。

大慌てで自転車に乗り、宿を目指す。

はたしてチェックインに間に合うのか……!?

15:30 ドーミーイン

ギリギリ間に合いました。

意識が朦朧としている。

たっぷり水を飲んでからベッドにダウン。

本当に危ないところだった……。

和菓子屋さんで買ったお菓子。

夜にいただくとしよう。

体力が戻るまでは、しばらく眠ることにする。

16:00 散策

やっと落ち着いたようだ。

大浴場でさっぱりしてから、周囲を散策する。

街中を路面電車が走っている。とさでんの愛称で親しまれているそうだ。

立派な三人の像がある。

ガッカリ観光スポットとして有名なはりまや橋に向かう。

こぢんまりしていて僕は結構好きだ。

17:00 酔鯨亭

夕方になり、土佐料理を食すべく「酔鯨亭」へと向かう。

僕の好きな酔鯨は、料理と一緒に楽しむ酒として考え出された日本酒だ。

さっそく酔鯨純米酒・香魚を注文。

鮎が生息する清流の水を使用しているとか。

当然ながら美味しい。

いつか鮎と一緒に飲んでみたいものだ。

鰹の塩タタキ。土佐の天然塩を使用しているらしい。

もっちりした分厚い身が最高にうまい!

薬味の組み合わせを考えるのが楽しい。

カツオや冷や奴は薬味も主役だと思う。

高知県には皿鉢料理という文化がある。

大皿に海と山の幸を盛り付けたものだ。

今回はクジラの盛り合わせを注文。

大迫力の仕上がりだ。

お皿の絵も見事で、何だか絵画のようだ。

酔鯨と合わせて少しずついただく。うまい。

21:40 夜鳴きそば

ホテルに戻ってから、夜鳴きそばを食べる。

やっぱり飲んだ後のこれは最高だ。

毎日食べても飽きが来ないような味である。

ドーミーで夜鳴きそばを食べる、この時間も大事な旅の一部だ。

再び大浴場で身体を癒やし、眠ることにする。

日中はえらい無茶をしてしまったが、無事で何よりだ。

やっぱりカツオはうまいなあ……。

二日目

気持ちのいい朝を迎える。

一人旅で上手く起床できると、最高の気分だ。

チェックアウトを済ませ、街を散策する。

9:00 散策

高知城が見える。

途中でメロンパン専門店を発見。

朝ご飯にしようと思ったが、まだ店頭に並んでいなかった。

代わりに買ったアップルパイが、妙に好みの味だった。

予期せぬ出会いに感謝。

11:00 ひろめ市場

ひろめ市場で早めの昼食。

どこの店か忘れてしまったが(ごめんなさい)、かなり美味しかった。

イワシの稚魚ドロメ。ポン酢で食べる。

イカの刺身のような甘味があってうまい。

カツオのタタキ。

塩もうまいが、ポン酢で食べるのも最高だ。

腹身のハランボも注文。脂がよく乗っている。

11:40 オーテピア高知みらい科学館

食べ終わったところで、オーテピア高知みらい科学館に行ってみる。

科学館なんて来るのはいつぶりだろう。

様々な展示を眺める。科学の力ってすげー。

今にも動き出しそうである。

覗きの現場がバレたような表情だ。

12:30 わんぱーくこうちアニマルランド

どうやら無料で入れる動物園があるらしい。

レンタサイクルで向かうことにする。

しばらくして、わんぱーくこうちアニマルランドに到着。

アイスクリンの屋台があったので購入。

すっきりとした甘さでうまい。

好みの味だったのでもう一度買ってしまった。

さて、入園開始だ。

ヤマアラシさん。ぐっすりと眠っていた。

トゲの鋭さが遠目からでも分かる。

クジャク。翼を広げてほしい。

園内には観覧車もあった。子供が喜びそうだ。

無料ということもあり、休日は大勢の人が訪れそうな気がする。

シマウマさん。本当にシマシマだ。

思ったよりもたくさん動物がいた。

無料でここまで見物していいのだろうか。

満喫したので、再び駅前へと戻ることにする。

13:50 フードフェス

レンタサイクルを返すと、何やらイベントをやっていた。

地産地消フェスのようなものだろうか。

大賑わいだ。

せっかく来たことだし、何か買ってみよう。

栗とナッツのタルトを食べる。

甘さが疲れた身体に染みるようだ。

それからお土産を探し、商店街をぶらつく。

名物かんざし土佐日記を購入。

かんざしはゆず餡が入った焼き菓子。

土佐日記は求肥であんこを包み、そぼろをまぶしたお菓子だ。

どちらも美味しかった。

高知に来た時は、これらを買えば間違いないだろう。

15:30 KILIG coffee

バスの時間までまだ少しある。

どこかに寄ろうと思い、「KILIG coffee」へと立ち寄る。

割と新しいお店のようだ。

店内は白く瀟洒な雰囲気。

店主さん一人でされているお店のようだ。

ラテアートとパウンドケーキを注文。

泡の舌触りが滑らかで、丁寧な味だった。

ケーキもほっとする美味しさだ。

店内の雰囲気といい、非常に落ち着く空間である。

いつかまた来たいと思った。

さらば高知。いいところだった。

終わり

念願のカツオを存分に食べることができて、大満足な旅となった。

桂浜にママチャリで行くのは無謀だったが、今となってはいい思い出だ。

高知はひろめ市場に桂浜、動物園・水族館・科学館もあり、一人旅の行き先には困らない。

美味しいカツオを食べたくなったら、ぜひとも訪れてみてほしい。

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